パンチャカルマおさらい

これはお寺のプージャの後。パンチャカルマ後の開放感。


さて、今回14日間のパンチャカルマで私がやったトリートメントのおさらい。

まずはオイルマッサージで油を身体に入れていく。人によっては、ギー(バターを精製したもの)を飲まされてた人もいたけど、私はなし。アーマという身体のいろんな場所に溜まっている毒素は油性なので、油でそれを浮かび上がらせていく。


それと下剤を飲む日まで毎日7:45、15:30に薬草の煎じ液を飲む。これも人によって薬草はそれぞれ。私は消化を良くしたいので、それにいい薬草。これを飲むことで、アーマをお腹に集めるらしい。


それと毎日のトリートメント。

1日目 パウダーマッサージ&スチームバス

2日目 パウダーマッサージ&スチームバス

3日目 オイルマッサージ&スチームバス

4日目 オイルマッサージ&ホットバンドル(薬草パウダーを布で包んでバンドルを温めながら肌をボンボン叩いていくやつ

)5日目 オイルマッサージ&ホットバンドル&シロダーラ(額にオイルを垂らすやつ)

6日目 オイルマッサージ&ホットバンドル&シロダーラ

7日目 オイルマッサージ&ホットバンドル&シロダーラ

8日目 オイルマッサージ&ホットバンドル&シロダーラ.ここからは、腸に集めたアーマなどを出していく日々。

9日目 下剤(ニームなどが入ったひまし油) この日食べたものはライススープのみ

お休み 下剤に身体が冷えてふらふらだったので一日お休み。

10日目 オイルマッサージ&身体に薬草の煎じ液をかけるやつ(人によっては、オイルを身体にかけるやつだったり、お米のバンドルで身体をぽんぽんしたり)&スモールバスティ(75mlのオイル浣腸)

11日目 ビッグバスティ(800mlの薬草煎じ液の浣腸)

生理で2日間お休み

12日目 オイルマッサージ&身体に薬草の煎じ液をかけるやつ&スモールバスティ(100mlのオイル浣腸)

13日目 ビッグバスティ(1000mlの薬草煎じ液の浣腸)

14日目 オイルマッサージ&身体に薬草の煎じ液をかけるやつ&スモールバスティ(120mlのオイル浣腸)

パンチャカルマ後のトリートメントとしてオイルマッサージ&ナバラキリ(お米のバンドル)3日間


パンチャカルマのパンチャとは「5」という意味で、5つの方法で身体から毒素を排出していく。でも5つやる人はまれで、今回私は、下剤と、浣腸2つのみ。

下剤は過剰なピッタ(火の要素)、浣腸は過剰なヴァータ(風の要素)を排出するのにいいらしい。

後は、過剰なカパの排出にいい煎じ液を飲んで吐くもの。鼻からオイルを入れて吸い込み、口から出すもの。ヒルに血を吸わせるもの。の5つ。


私達の身体は、周りにある自然と同じ空、風、火、水、地の5つのものからできている。受精時に決まるその5つの要素のバランス。そこから産まれてからの環境、季節、食べるもの、住む場所、仕事などいろんなものが影響しあい、今の自分がある。

不調や病気は、その5つの要素のバランスが崩れているから起こる。アーユルヴェーダは、その崩れたバランスを薬草やオイル、食事などで整えていく5000年前から続くインドの智慧。パンチャカルマは、そのバランスを整える最高のデトックス療法。


終わって今は、不調だった胃腸の調子は良くなり、身体の細胞が元気に蘇った感覚。身体が軽いけど、力強さも感じる。肌もすごく若返った気がする。身体が柔らかくなった。

この状態が、本来の状態なんだなー。と思う。

全て自然の薬草やハーブやオイルを使いながら、自分の身体が色々と反応したり変化していく様子を体感できたのは、本当に素晴らしい体験だった。

身体が変わると、気持ちも変わる。シロダーラした後の意識の拡がりや、バスティをした後の気持ちの晴れやかさを体験して、改めて身体を整えておくことの大切さを感じた。


パンチャカルマは一年に一回はやるといいらしい。そうできれば最高。今回は、ヨガのアーサナや呼吸法を毎日続けることの大切さも実感したし、日常に戻ってからもうまく取り入れながら、これからも自分と周りの自然のバランスに耳を傾けながら、過ごしていきたいなー。


最後に、いつも元気に様子を気にかけてくれて、色んな質問にも答えてくれて、パンチャカルマ終わった私の元気な様子が本当に嬉しい!と喜んでくれたDr.Jayalakshmi.

沢山のトリートメントをしてくれたスーニャをはじめとする、可愛くて技術もいいセラピストの人たち。

一緒に励ましあって楽しく過ごしたパンチャカルマっ子たち。

パンチャカルマどう?と声をかけてくれた、アシュラムの人達。

日本にいる家族や友達。たくさんの人のお陰で、無事にパンチャカルマが終わりました。

本当にありがとうございました!!

ハートオブインディア

ヨガとアーユルヴェーダ、インドの手仕事

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